新車試乗記

トヨタ ヴィッツ

トヨタ ヴィッツ

 ヴィッツは、世界70カ国で販売されるトヨタの主力車種。2010年12月にフルモデルチェンジし、3代目が誕生した。デザインは、愛らしい「女顔」から、きりりと引き締まった「男顔」に生まれ変わった。アイドリングストップ機構を採用することで、ガソリン1リットル当たり26.5kmの低燃費を実現。室内や荷室が広がり、より扱いやすくなった。

日産自動車 セレナ&エルグランド

日産自動車 セレナ&エルグランド

 日産自動車のミニバン2車種に試乗した。ファミリー向けのセレナと、最高級ミニバンのエルグランド。いずれも、この半年の間にフルモデルチェンジした新型車だ。それぞれの個性をリポートする。セレナは「開放感」、エルグランドは「包まれ感」がキーワードだ。

ダイハツ ムーヴ Xリミテッド

ダイハツ ムーヴ Xリミテッド

 ダイハツは、軽乗用車「ムーヴ」をフルモデルチェンジして発売した。車体の軽量化やエンジンの改良、アイドリングストップ機構の採用などにより、ガソリン車としてトップの1リットル当たり27.0km(10・15モード)の低燃費を実現した。大人4人がゆったり乗れる広い室内も特徴だ。

トヨタ ラクティス レピス

トヨタ ラクティス レピス

 トヨタ自動車は、コンパクトカー「ラクティス」を全面改良して、11月22日に発売した。全長が4mを切る小柄な車体ながら、広い室内と使い勝手のいい荷室スペースを実現している。

ホンダ フィット・ハイブリッド

ホンダ フィット・ハイブリッド

 いま最も注目されているハイブリッド車、ホンダのフィット・ハイブリッドに試乗した。1.3リットルのガソリンエンジンとモーターを組み合わせ、1リットル当たり30km(10・15モード)の低燃費を実現した。車両本体価格はハイブリッド車の中で最も安い159万円だ。

スズキ スイフトXL

スズキ スイフトXL

 きびきびした走りで定評があるスズキの小型乗用車「スイフト」がフルモデルチェンジを受け、9月18日に発売された。外観は先代そっくりだが、燃費の向上はもちろん、走りに安定感が増すなど、中身は大きく進化した。

日産自動車 マーチ12X

日産自動車 マーチ12X

 7月に発売された日産自動車のコンパクトカー、新型マーチは、二つの点で話題になっている。一つは、量販車種として初めて海外で生産して輸入している点。もう一つは、アイドリングストップや新開発の1.2リットル3気筒エンジンの採用により、ガソリン1リットル当たり26km(10・15モード)の低燃費を実現した点だ。

日産自動車 ジューク15RX

日産自動車 ジューク15RX

 日産自動車のジュークは、これまでにない個性的なスタイルの新型車だ。大きく張り出したフェンダー、SUV(スポーツ多目的車)のような高めの車高、一見2ドアのように見えるが実は4ドアというサイドのデザインなど、展示会用に造られた車がそのまま市販されたようなイメージだ。

三菱自動車 RVR G

三菱自動車 RVR G

 三菱自動車の新型車「RVR」は、日常は街中を走り、休みの日には山道や河原に乗り入れるといった使い方をするSUV(スポーツ用多目的車)と呼ばれるジャンルに属する車。全長4295mmのコンパクトな車体と、最近の三菱車に共通の「ジェットファイターグリル」という個性的な顔つきが特徴だ。排気量は1.8リットル。前輪駆動(2WD)と四輪駆動(4WD)のモデルがある。

ホンダ CR-Z

ホンダ CR-Z

 ホンダが2月に発売したスポーツタイプのハイブリッド車「CR-Z」の販売が好調だ。「1mmでも低く」をテーマに開発されたくさび形のスタイルは、それだけで自動車ファンを引き付ける魅力がある。排気量は1.5リットルだが、モーターのアシストがあるので動力性能は2リットル車並み。一方で、燃費はガソリン1リットル当たり25.0km(10・15モード)と経済的だ。

トヨタ パッソ 1・0プラスハナ

トヨタ パッソ 1・0プラスハナ

 「プチトヨタ」の愛称で親しまれているトヨタのパッソは、小さい車体とゆとりの室内空間で人気のコンパクトカー。
この2月のフルモデルチェンジでは、商品企画の段階から女性スタッフの視点を取り入れたという。その結果誕生したのが、+Hana(プラスハナ)という新しいシリーズ。さて、どんな仕上がりなのだろうか。

ダイハツ タント エグゼ カスタムRS

ダイハツ タント エグゼ カスタムRS

 ダイハツは、広い室内で人気の軽乗用車「タント」シリーズの新型車として、エグゼを2009年12月に発売した。大人4人がゆったり乗れるキャビンスペースを生かしながら、軽量化と低燃費化を図った。タントが子育て世代をターゲットに、開口部が大きいスライドドアを採用しているのに対して、エグゼは一般的な4ドアを採用。スタイルを重視した「大人のタント」だという。

スズキ アルトG

スズキ アルトG

 2009年12月にフルモデルチェンジしたスズキの軽自動車「アルト」は、経済的な実用車。ワゴンRやパレットといった人気のワゴンタイプに比べると地味な存在だが、今回のモデルチェンジで室内が広くなり、燃費も向上した。カーステレオやパワーウインドーなどを装備した中間グレードの車種が100万円を切るという割安な価格も魅力だ。

トヨタ サイ G

トヨタ サイ G

 SAI(サイ)は、プリウスに続くトヨタのハイブリッド専用車第2弾。プリウスが5ドアハッチバックであるのに対して、サイは独立したトランクを持つ高級4ドアセダンだ。2.4リットルのガソリンエンジンとモーターの組み合わせで、3リットル車並みの動力性能とコンパクトカー並みの低燃費を実現している。

トヨタ ランドクルーザープラド TX(4・0L)

トヨタ ランドクルーザープラド TX(4・0L)

 トヨタのランドクルーザーは、日本を代表する4輪駆動車。過酷な環境での耐久性や走破性に定評がある。今回フルモデルチェンジした「プラド」と、プラドより一回り大きい「200系」の2つのシリーズがある。いずれも、日常生活ではまず出くわすことがないような悪路を走破する性能を備えながら、市街地では高級乗用車並みの快適な走りを提供してくれる。デザインも都会的だ。

ホンダ ステップワゴンG Lパッケージ

ホンダ ステップワゴンG Lパッケージ

 ホンダは、5ナンバーサイズのミニバン「ステップワゴン」をフルモデルチェンジして、10月9日に発売した。簡単な操作で3列目シートを床下に格納できるようにしたのが一番の特徴。また、エンジンやトランスミッションの効率を高めて、ガソリン1リットル当たり14.2km(10・15モード)の低燃費を実現した。

ダイハツ ミラ ココア プラスG

ダイハツ ミラ ココア プラスG

 ダイハツのミラ ココアは、「あたたかモダン」をテーマにした愛らしいスタイルと、扱いやすさを追求した新型車。20~30代の女性に人気で、購入者の9割を女性が占める。もちろん環境性能も優秀で、CVT(自動無段変速機)モデルは1リットル当たり23.5km(10・15モード)の好燃費をマークしている。

スズキ スプラッシュ

スズキ スプラッシュ

 スプラッシュは、スズキがハンガリーの子会社で生産し、日本に輸入・販売している自社ブランドの輸入車。欧州育ちのきびきびした走りが持ち味だ。デビューは2008年10月。同じく欧州で人気のスイフトがスポーティーな仕様であるのに対して、室内を広くして、ファミリー向けに仕上げている。

マツダ アクセラスポーツ20S

マツダ アクセラスポーツ20S

 6月にフルモデルチェンジした、マツダのアクセラに試乗した。アクセラは2003年の発売以来全世界で200万台を販売。同社の全販売台数の3分の1を占めるという世界戦略車種だ。新型アクセラの特徴は、信号待ちのときにエンジンを止めるアイドリング停止機構を採用したこと。また、ヨーロッパ市場などで高く評価されている走りにも一段と磨きがかかった。

トヨタ プリウスS

トヨタ プリウスS

 エコカー減税で注目を集めているトヨタのハイブリッド車、プリウスに試乗した。5月18日の発売以来予約が殺到し、今から契約しても納車は秋になるらしい。3代目に生まれ変わり、燃費が一段と向上。さらに価格が先代モデルより30万円近く引き下げられたことで人気に火が付いた。

トヨタ ウィッシュ1.8S

トヨタ ウィッシュ1.8S

 ウィッシュは、スポーティーでコンパクトな車体に7人が乗れるミニバン。
 2003年の発売以来、55万台が販売された人気車だ。今年4月のフルモデルチェンジで、出力が高い新エンジンが搭載され、安全装備の充実も図られた。

日産自動車 キューブ15X Vセレクション

日産自動車 キューブ15X Vセレクション

 サングラスをかけたブルドックをイメージしたという個性的なデザインの日産キューブ。背が高くて四角い形をしているので、全長4mを切るコンパクトな車体にもかかわらず、室内はとても広い。

ホンダ インサイトG

ホンダ インサイトG

 ホンダが2月に発売したハイブリッドカー「インサイト」が売れている。ガソリン1リットル当たり30km(10・15モード)の低燃費と、189万円からというハイブリッドカーとしては破格の価格が人気の理由。先進的なスタイルをまとったこの車は、どんな走りをするのだろうか。興味津々で試乗した。

スズキ アルト ラパンX

スズキ アルト ラパンX

 ラパンは、女性に人気のおしゃれな軽自動車。
 2008年11月にフルモデルチェンジし、外観は一段と愛らしくなった。内装も女性好みの遊び心にあふれている。