新車試乗記

スバル インプレッサ

スバル インプレッサ

 2016-17日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したスバルのインプレッサに試乗した。国産車では初の歩行者保護エアバッグや衝突防止のアイサイト3など安全装備を全車に標準装備。新しい骨格(プラットフォーム)の採用により、滑らかで上質な乗り味を得ている。

トヨタ タンク

トヨタ タンク

 トヨタ、ダイハツ、スバルから排気量1リットルのコンパクトなワゴン車が一斉に発売された。ダイハツが生産し、トヨタが4系列の販売店で取り扱うという力の入れようだ。軽ワゴン車を一回り大きくしたようなスペース優先のスタイルをしており、小さめの車体で広い室内空間を実現しているのが魅力。その中の一台、トヨタの「タンク」に試乗した。

ホンダ フリード・ハイブリッドEX

ホンダ フリード・ハイブリッドEX

 ホンダは、コンパクトミニバン「フリード」をフルモデルチェンジした。「ちょうどいい」を引き継いだ二代目は、全長4.2mの扱いやすい車体に大人6人がストレスなく乗ることができる広い室内を実現している。ライバルは、トヨタのシエンタ。ハイブリッド(HV)のカタログ燃費はリッター27.2km(JC08モード)で、これもシエンタと互角だ。

ダイハツ ムーヴ・キャンバス

ダイハツ ムーヴ・キャンバス

 ダイハツのムーヴ・キャンバスは、女性向けに企画・開発された新型車。丸みを帯びた愛らしいデザインに加えて、使いやすい両側スライドドアや買い物に便利な収納スペースなど工夫がいっぱいだ。

日産 セレナ・ハイウェイスター

日産 セレナ・ハイウェイスター

 高速道路や自動車専用道で同一車線での自動運転を可能にした日産自動車のミニバン「セレナ」に試乗した。一定の車間距離を保ちながら前の車に追従走行し、渋滞があれば自動的にブレーキをかけて停止する。停止から3秒以内の再発進も自動。カーブで車が勝手にステアリングを動かして車線の中央を走っていくというのはこれまでにない運転体験だった。

トヨタ オーリスHV

トヨタ オーリスHV

 トヨタは、中型ハッチバック車「オーリス」にハイブリッド(HV)を追加した。排気量1.8リットルのガソリンエンジンとモーターを組み合わせて、ガソリン1リットル当たり30.4kmの燃費性能を得ている。オーリスはネッツ店で販売されてきたが、HVの追加に合わせてトヨペット店での扱いも開始した。

ホンダ オデッセイHV

ホンダ オデッセイHV

 ホンダの上級ミニバン「オデッセイ」に追加されたハイブリッド(HV)モデルに試乗した。モーターを主体にして走るスポーツハイブリッドi-MMD(インテリジェント・マルチモード・ドライブ)を採用。上質な乗り味とリッター26.0km(JC08モード)の低燃費を実現した。

ダイハツ ブーン・シルク

ダイハツ ブーン・シルク

 排気量1000ccの小型乗用車、ダイハツの「ブーン」に試乗した。軽自動車づくりのノウハウを生かし、広い室内や低燃費を実現しながら価格を安く抑えた。トヨタからは「パッソ」の車名で販売されている。

スズキ バレーノXG

スズキ バレーノXG

 スズキの新型車「バレーノ」はインドで生産する自社ブランドの輸入車。広い室内とゆったりした操縦性が持ち味の、バランスの取れたファミリーカーだ。ミリ波レーダー方式の自動ブレーキや先行車との車間を一定に保つアダプティブクルーズコントロール(ACC)を標準装備しながら141万円という車両本体価格は割安感がある。

スズキ イグニス・ハイブリッドMZ

スズキ イグニス・ハイブリッドMZ

 スズキの新型車「イグニス」は、全長3.7mのコンパクトなスポーツタイプ多目的車(SUV)。これまで国産車にはなかったジャンルの車だ。四輪駆動(4WD)のグレードは本格的なオフロード性能を備えており、小さな車体は街中でも使いやすい。

マツダ ロードスター Sスペシャルパッケージ

マツダ ロードスター Sスペシャルパッケージ

 2015-16日本カーオブザイヤーを受賞したマツダのスポーツカー「ロードスター」に試乗した。地をはうような低い車体、引き締まった足回り、吹き上がりのいいエンジンの組み合わせは走り心を刺激する。

トヨタ プリウス Sツーリングセレクション(E-Four)

トヨタ プリウス Sツーリングセレクション(E-Four)

 今回の試乗車はトヨタのハイブリッド車(HV)新型プリウス。ベースグレードでリッター40km超えという世界最高水準の燃費性能を実現するとともに、従来モデルで弱点とされていた乗り心地や操縦性を改善し、上質な乗用車に仕上げた。個性的なデザインは好き嫌いが分かれそうだが、実車は写真よりも落ち着いて見える。

スズキ エスクード

スズキ エスクード

 スズキは、排気量1.6リットルのスポーツタイプ多目的車(SUV)、新型エスクードを発売した。取り回しのいいコンパクトな車体に、さまざまな路面に対応する四輪制御システムを搭載している。

ダイハツ キャストG SAII

ダイハツ キャストG SAII

 ダイハツの新型軽乗用車CAST(キャスト)は、1車種で性格の異なる三つのバリエーションが同時に発売された。都会的な雰囲気の「スタイル」、不整地を走るのに向いた「アクティバ」、専用サスペンションでスポーツ性能を高めた「スポーツ」の3種類。アクティバのテレビCMには、白浜町の円月島とすさみ町の海中ポストが登場している。

スズキ ソリオ・ハイブリッドMZ

スズキ ソリオ・ハイブリッドMZ

 スズキの新型ソリオは、軽のハイトワゴンをそのまま一回り大きくしたようなスタイルをした1.2リットルの小型乗用車。8月のフルモデルチェンジで、発進加速を小型のモーターで補助するマイルド・ハイブリッド(HV)を採用。さらに車重を100kgも軽量化し、ガソリン1リットル当たり27.8kmの低燃費を実現した。

トヨタ シエンタG(ガソリン車)

トヨタ シエンタG(ガソリン車)

 トヨタが7月に発売した新型ミニバン「シエンタ」が売れている。8月の新車販売実績は登録車で2位、軽自動車を含めても5位にランクされた。トレッキングシューズをイメージしたという大胆なデザイン、全長4.2mのコンパクトな車体に7人が乗れる使い勝手、燃費の良さなどが評価されているようだ。

スズキ アルト ラパンX

スズキ アルト ラパンX

 女性に人気の軽乗用車、スズキのアルト・ラパンがフルモデルチェンジした。箱形を基本にしたデザインは角が丸くなり、一段とおしゃれになった。車重を120kgも軽くしたという大幅なダイエットにより、リッター35.6kmの低燃費を実現した。

ホンダ ステップワゴン・スパーダ

ホンダ ステップワゴン・スパーダ

 ホンダのミニバン、新型ステップワゴンは、新開発の1.5リットルターボエンジンを搭載し、小さな排気量で1700kgもある重量級の車体をスムーズに走らせる。テールゲートに採用した横開きのドアは、荷物の積み降ろしはもちろん、後方からの乗り降りにも便利だ。

マツダ CX-3

マツダ CX-3

 マツダの新型車CX-3は、1.5リットルターボディーゼルを搭載した小型SUV(スポーツ用多目的車)。省燃費とハイパワーを両立したエンジンと、伸びやかなプロポーションが特長だ。

ダイハツ ムーヴカスタム RS ハイパーSA

ダイハツ ムーヴカスタム RS ハイパーSA

 フルモデルチェンジしたダイハツのムーヴは新しい骨格構造を採用し、軽量化や燃費の改善、乗り心地の向上、安全装備の充実など、基本性能が向上した。上級車から軽乗用車への乗り換えを想定した豪華装備の「ハイパー」も設定された。

トヨタ ヴェルファイア

トヨタ ヴェルファイア

 トヨタは、高級ミニバン「ヴェルファイア」と「アルファード」をフルモデルチェンジした。目指したのはミニバンの枠を超えた「大空間高級サルーン」。広い室内にゆったりしたシート、路面をなめるような上質な乗り心地が持ち味だ。価格は、最も豪華なグレードは700万円を超える。

スズキ アルトX

スズキ アルトX

 スズキの新型アルトは、ガソリン車最高のリッター37.0km(JC08モード)の低燃費とシンプルなデザイン、徹底した軽量化による軽い車体が特徴。35年前に発売され大ヒットした初代アルトを思い起こさせるモデルである。

ホンダ グレイスEX

ホンダ グレイスEX

 ホンダの新型車「グレイス」は、扱いやすい5ナンバーサイズのハイブリッド(HV)セダン。低燃費に加えて、クーペのような端正なスタイルと広い室内が売り物だ。5ナンバーの小型セダンは車種が限られていて、販売台数も少ない。グレイスの発売は、かつてセダンに乗った中高年ドライバーを呼び戻すきっかけになるのだろうか。

ダイハツ ウェイクG・SA

ダイハツ ウェイクG・SA

 レジャー向けの軽乗用車、ダイハツの「ウェイク」に試乗した。ミニバンに匹敵する広い室内スペースと、用途に合わせて開発された豊富なオプションは、趣味の世界を広げてくれそうだ。