シビックは1972年に誕生したホンダの主力車種。国内では2010年にいったん販売が終了したが、17年9月に7年ぶりに復活した。小型車の代名詞だったシビックはモデルチェンジのたびに大きくなり、新型は3ナンバー車。1.5リットルターボエンジンを搭載したハッチバックとセダン、そして2リットル、320馬力のターボエンジンを積むタイプRの3モデルが発売された。いずれもスポーティーな走りが持ち味だ。
三菱自動車は新型コンパクトSUV(スポーツ用多目的車)「エクリプスクロス」を発売した。扱いやすい大きさと、路面の状況を選ばない本格的な四輪駆動(4WD)性能を備えたバランスのいいSUV。日常の利用から長距離ドライブ、レジャーまでオールマイティーに使えそうだ。
スズキは、ハイトワゴンタイプの軽乗用車スペーシアとスペーシアカスタムをフルモデルチェンジした。スペーシアはスーツケースをイメージした遊び心のあるデザイン、カスタムは大型の迫力あるフロントグリルが特徴。人気のハイトワゴン市場でホンダのN-BOX(エヌ・ボックス)やダイハツ・タントに挑む。
スズキの新型乗用車「クロスビー」は、人気の軽乗用車「ハスラー」を一回り大きくした親しみやすいスタイル。それでいて4WD(四輪駆動車)は本格的なオフロード性能を備えている。
マツダは、3列シートの最上級SUV(スポーツ用多目的車)CX-8を発売した。ディーゼルエンジンによる力強い走りとしっとりした乗り心地により、運転の楽しさと家族での利用が両立する車に仕上がっている。内装が豪華な上級グレードは後部座席にゆったり乗るサルーンとしての利用もありそうだ。
日産の電気自動車(EV)、新型リーフに試乗した。強力なモーターによる加速は静かで滑らか。駆動用バッテリーの容量を増やすことで、フル充電からの航続距離を280km(JC08モード)から400kmに伸ばした。さらに同一車線の自動運転機能や自動駐車機能など、最先端の自動運転技術を搭載した。
スズキのコンパクトカー「スイフト」シリーズの追加車種として、スイフトスポーツが発売された。排気量1.4リットル、最高出力140馬力のターボエンジンを1トンを切る軽いボディーに搭載。強烈な加速と優れたコーナリング性能は「スポーツ」を名乗るのにふさわしい。それでいて200万円を切る車両本体価格は破格だ。
ホンダの軽乗用車N-BOX(エヌ・ボックス)がフルモデルチェンジし、2代目が登場した。圧倒的に広い室内と上質な乗り心地は軽自動車の枠を超えた。
トヨタの新型カムリは、ワイド&ローを強調した大型のセダン。快適な乗り心地が持ち味だ。新開発の高効率2.5リットルエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステム(HV)により、ガソリン1リットル当たり28.4kmの低燃費を実現している。
日産自動車の小型乗用車ノートの販売が好調だ。主役は2016年11月に発売されたハイブリッド車(HV)「eパワー」。エンジンで発電し、モーターで車輪を駆動する新感覚の走りが受けている。
ダイハツは、軽乗用車ミラ・イースをフルモデルチェンジし、5月9日から発売した。スズキのアルトと並ぶ経済性重視のモデル。低価格、低燃費に加え、安全装備を充実した。
スズキの軽乗用車ワゴンRは1993年に登場。背の高いデザインと広い室内で軽自動車の常識を塗り替え「軽ワゴン」という分野を確立した。国内の累計販売台数は440万台。この2月にフルモデルチェンジした6代目はどのように進化したのだろうか。
マツダのスポーツ多目的車(SUV)CX-5がフルモデルチェンジし、2代目が登場した。乗り心地と静粛性が大きく進化。最大トルク42.8kgを発生する2.2リットルディーゼルターボエンジンは大柄な車体を軽々と走らせる。
フルモデルチェンジしたスズキの小型乗用車スイフトに試乗した。新しい車体構造の採用により120kgも軽量化し、きびきびした走りに磨きをかけた。自然吸気の1.2リットルエンジン、燃費性能に優れたハイブリッド(HV)、力強い1リットル直噴ターボエンジンをそろえている。
デザインだけで車を選ぶのもいいじゃないか-。そう思わせるのがトヨタの新しいスポーツ多目的車(SUV)C-HRだ。アイデアスケッチをそのまま市販車にしたような躍動的なデザインは多くの人が格好いいと感じるだろう。スタイルだけでなく運動性能にもこだわっており、運転が楽しい車に仕上がっている。ガソリンターボとハイブリッド(HV)の2タイプを乗り比べた。
2016-17日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したスバルのインプレッサに試乗した。国産車では初の歩行者保護エアバッグや衝突防止のアイサイト3など安全装備を全車に標準装備。新しい骨格(プラットフォーム)の採用により、滑らかで上質な乗り味を得ている。
トヨタ、ダイハツ、スバルから排気量1リットルのコンパクトなワゴン車が一斉に発売された。ダイハツが生産し、トヨタが4系列の販売店で取り扱うという力の入れようだ。軽ワゴン車を一回り大きくしたようなスペース優先のスタイルをしており、小さめの車体で広い室内空間を実現しているのが魅力。その中の一台、トヨタの「タンク」に試乗した。
ホンダは、コンパクトミニバン「フリード」をフルモデルチェンジした。「ちょうどいい」を引き継いだ二代目は、全長4.2mの扱いやすい車体に大人6人がストレスなく乗ることができる広い室内を実現している。ライバルは、トヨタのシエンタ。ハイブリッド(HV)のカタログ燃費はリッター27.2km(JC08モード)で、これもシエンタと互角だ。
ダイハツのムーヴ・キャンバスは、女性向けに企画・開発された新型車。丸みを帯びた愛らしいデザインに加えて、使いやすい両側スライドドアや買い物に便利な収納スペースなど工夫がいっぱいだ。
高速道路や自動車専用道で同一車線での自動運転を可能にした日産自動車のミニバン「セレナ」に試乗した。一定の車間距離を保ちながら前の車に追従走行し、渋滞があれば自動的にブレーキをかけて停止する。停止から3秒以内の再発進も自動。カーブで車が勝手にステアリングを動かして車線の中央を走っていくというのはこれまでにない運転体験だった。
トヨタは、中型ハッチバック車「オーリス」にハイブリッド(HV)を追加した。排気量1.8リットルのガソリンエンジンとモーターを組み合わせて、ガソリン1リットル当たり30.4kmの燃費性能を得ている。オーリスはネッツ店で販売されてきたが、HVの追加に合わせてトヨペット店での扱いも開始した。
ホンダの上級ミニバン「オデッセイ」に追加されたハイブリッド(HV)モデルに試乗した。モーターを主体にして走るスポーツハイブリッドi-MMD(インテリジェント・マルチモード・ドライブ)を採用。上質な乗り味とリッター26.0km(JC08モード)の低燃費を実現した。
排気量1000ccの小型乗用車、ダイハツの「ブーン」に試乗した。軽自動車づくりのノウハウを生かし、広い室内や低燃費を実現しながら価格を安く抑えた。トヨタからは「パッソ」の車名で販売されている。
スズキの新型車「バレーノ」はインドで生産する自社ブランドの輸入車。広い室内とゆったりした操縦性が持ち味の、バランスの取れたファミリーカーだ。ミリ波レーダー方式の自動ブレーキや先行車との車間を一定に保つアダプティブクルーズコントロール(ACC)を標準装備しながら141万円という車両本体価格は割安感がある。