朝起きたら窓ガラスがびっしょり……。温暖な紀南地域でも、冬になると結露に悩まされるお宅は少なくありません。結露を放っておくと、カーテンやサッシの黒カビだけでなく、壁の中で起きる「内部結露」によって柱や土台の腐朽、シロアリ被害につながるおそれもあります。今回は、谷中幹工務店のブログから「田辺市の家の結露対策」をご紹介します。
温暖な田辺市でも結露が起きる理由
南紀白浜観測所のデータ(2006〜2020年)では、1月の平均気温は7.1℃、日最低気温の平均は3.6℃。たとえば室温20℃・湿度60%のとき、空気中の水蒸気が水滴に変わる「露点温度」は約12℃です。冬の窓の表面温度はこれを下回りやすいため、温暖な田辺市でも結露は物理的に避けられない現象なのです。
結露が起きやすい場所をチェック
特に注意したいのは、熱を通しやすいアルミサッシの窓まわり、外壁に面した押入れやクローゼット、日射の入らない北側の部屋など。また、室内干しの洗濯物は1回で1〜2リットル前後の水分を室内に放出し、開放型の石油・ガスストーブも燃焼によって大量の水蒸気を発生させます。
今日からできる暮らし方の工夫
まずは水蒸気を「出しすぎない・ためない」こと。調理や入浴時は必ず換気扇を回し、加湿器を使う場合は湿度50%前後を上限に。24時間換気システムは冬でも止めないのが鉄則です。止めると室内の水蒸気濃度が上がり、結露はかえって悪化します。暖房は1部屋だけを強く暖めるより、家全体をゆるく暖めるほうが結露には有利。家具は外壁側の壁から5cmほど離して置き、布団は起きてすぐしまわず湿気を飛ばしてから収納するのも効果的です。
リフォーム・新築でできる根本対策
根本から解決するなら、まず窓の断熱強化が費用対効果の高い方法です。既存の窓の内側にもう一枚窓を設ける「内窓」は1窓あたり半日程度の工事で済み、2026年度は「先進的窓リノベ2026事業」で1戸あたり上限100万円の補助対象になっています。新築なら、断熱性能(UA値)だけでなく、気密性能(C値)を現場で実測しているか、給気と排気の位置が図面で示された換気計画があるかの確認が、壁の中の内部結露を防ぐポイント。無垢の木や漆喰の調湿作用は心強い味方ですが、それだけで冬の結露は防げません。断熱・気密・換気という土台があってこそ生きてきます。
ブログでは、場所別のチェックポイントや設計面での対策をさらに詳しく解説しています。詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください:田辺市の家の結露対策|冬のカビを防ぐ断熱と換気のポイント
詳しくは谷中幹工務店までお気軽にお問い合わせください。
