参道掲示板に十月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。過去の画像等は、当HPの「お知らせ」アーカイブもしくは、yahooとgoogleでも公開しております。「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

和歌山県田辺市の永代供養・納骨のお寺願成寺の参道掲示板2026年10月

十月のことば 「聞く心を大切に」

 少しずつ秋らしくなってきましたね。特に夜は風も涼しくなり、虫の鳴き声も聞こえ始め、「今年も秋がきたな」と感じる今日この頃です。

先日、虫の鳴き声に耳を傾けながら、ふと「俺、さっきから何も言葉を発してないな」と思いました。まあ、当たり前なんですけどね。虫の鳴き声にツッコミを入れる人や、虫と議論する人もそうそういません。では、相手が人だったらどうでしょう。私たちは、どのくらいの時間、相手の話にじっくり耳を傾けることができるでしょうか。

仲のいい友達同士なら、お互い好きに話せばいいでしょう。しかし、誰かの悩みを聞く時や仕事上の会話では、人の話を聞くことより、自分の意見を言うこと、自分の価値観で判断することを優先してしまいがちです。頭では「まず人の話を聞いてから」と分かっているのですが、なかなか難しいものです。

「カウンセリングマインド」という言葉があります。私も学生時代、教員免許の講義で学びました。簡単に言えば、相手を尊重しながら話を聞き、その人の気持ちに寄り添おうとする心構えです。医師や教師など、人の相談に向き合う立場の人にとって大切な姿勢だといわれます。そして、私たち僧侶にとっても、とても大切な姿勢だと思います。

最近では、お寺にもさまざまな相談が寄せられます。特に多いのが、「次の世代に、供養をどのような形で引き継いでいけばいいのか」という相談です。その選択肢として、墓じまいや永代供養があります。私はそうした相談を受ける時、まず相手の話を聞くことを心がけています。

相談に来られる方の多くは、十分に悩み、考えたうえで、自分なりの結論を持って来られます。そして、「なぜそう考えるようになったのか」を話してくださいます。たとえ、その結論が墓じまいや永代供養であっても、あるいは住職自身が考える供養の形とは違っていても、自分の価値観だけで決めつけるのではなく、まずその人の話を聞くことが大切だと思います。

仏教では「お説教」という言葉があります。しかし、それは自分の価値観を押しつけるための説教ではなく、相手の気持ちに寄り添う説教でなければ意味がないのではないでしょうか。

今の時代、これまで何百年と続いてきた供養の形を、そのまま維持することが難しい家庭もあります。伝統を大切にしながらも、「伝統だから」という理由だけで無理をするのではなく、それぞれの家庭に合った供養の形を考えていくことも大切です。

 そして私たち住職も、まず相手の声に耳を傾ける。そんな「聞く心」を大切にしながら、時代とともに変わっていくべき時を迎えているのかもしれませんね。


願成寺|和歌山県田辺市古尾18-5

阪和自動車道「南紀田辺IC」から車で約5分
JR紀勢本線「紀伊田辺」駅からタクシーで約5分
TEL:0739-22-3591 電話受付時間:8:00~21:00 法要受付時間:8:00~17:00


関連ページ

◆ 関連する供養・サービスについて詳しく見る
 願成寺では、ご事情やご予算に応じた様々な永代供養をご案内しております。


個別永代供養墓(夫婦墓・個人墓)

13年間個別に安置するタイプの永代供養墓です。個人用30万円・夫婦用40万円(総額表示・管理費無料)


葬儀から永代供養までの一貫プラン

葬儀・納骨・永代供養までを良心価格で一貫対応します。家族葬・一日葬・直葬(火葬式)・僧侶派遣にも対応しております。


良心価格の合祀永代供養

管理費無料・総額表示で安心してご利用いただける合祀永代供養です。